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2007.03.25

[カーリング]決勝はカナダ-スコットランド そしてページシステムについて

試合見てないからなんともいえませんがカナダ強いっすね。

常呂で、じゃなくてところで、今大会の決勝ではページシステムというトーナメント形式が使われています。これについて若干ご説明。

予選でラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)を行います。総当りというやつですね。これでまず決勝進出4チームを決めます。ここで大事なのは、4チームの中で同じ勝敗数のチームがある場合でも同順位とせず、タイブレーク実施などで順位を決めることです。
今回の場合、タイブレークなしにきれいに1234位が決定しました。

決勝のトーナメントは以下のように組まれています。

Tournament

1位-2位と 3位-4位の対戦…甲子園のような「一敗したらそのまま敗退」となるノックダウントーナメントに慣れた日本人には不思議な組み方です。

1位-2位戦で勝ったチーム(今回はカナダ)はそのまま決勝戦に進めます。負けたチーム(デンマーク)は次に3位-4位戦の勝者(スコットランド)と試合するのです。これが3位決定戦です。負けたほうが3位です。勝ったほうは決勝に進みます。

これは予選の成績をチャラにしないために作られた方式といえます。せっかく予選1位通過でも決勝トーナメントがノックダウン方式だと一回負けたら終わりです。これは可哀想です。そこでこのような、敗者復活戦を組み込んでいるわけです。この方式ですと予選4位でも優勝の可能性はありますが、3回勝たないといけない。1位通過なら最短で2勝、最初に負けてもあと2勝すれば優勝できます。

つまりページシステムのトーナメントにおいては、予選2位以上と3位以下の差は大きいのです。2位なら2勝で優勝です。最初に1敗しても敗者復活があります。3位以下ではそれはありません。優勝するためには3勝しなければならないし、最初に負けたら終わりです。

で、本当のところ何が言いたいのかというと、日本の予選最終戦、対アメリカ戦のことです。アメリカはこの試合の時点で7勝3敗でした。確かにこの時点で決勝進出は決まっています。しかしこの日本戦に勝てば8勝3敗でデンマーク・スコットランド・アメリカの三すくみ状態から同率2位になり、2,3,4位を決めるタイブレーク実施となります。当然アメリカは2位通過を狙って日本との試合に臨んでいたのです。

 

つまり極めて本気だったのです。

すでに予選敗退が決まっていたが最後に勝って地元の声援にこたえたい日本に対して予選通過を決めていた米国はモチベーションが低く、そのせいで日本は米国に圧勝したのだろうという馬鹿なことを言う人は、ページシステムについて勉強してください。

昨年世界選手権2位だったチームに対して7-1の圧勝。いまのチーム青森は実は強いのです。今回は地元のプレッシャーもあり同率8位に甘んじましたが、今後さらに氷の状態に応じたプレーができるように練習を積み重ねていけば、五輪のメダルも夢じゃない。

僕はそのように信じております。

 

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