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2007.01.01

さだまさしについて驚いた二つ

除夜の鐘の後『新春いきなり生放送!!「年の初めはさだまさし」』を観ていてなんとなくWikipediaを引いてみてびっくり。

リンク: さだまさし - Wikipedia.

ま、あまりにも詳しい、ということにもびっくりしますが。

その中にも驚愕の事実が。

まさしの実弟は日本人初のプロサッカー選手でさだ企画社長の佐田繁理

え!
さだまさしの弟は一回だけ映画で主演したことがある、というのは知っていたけど、日本人初のプロサッカー選手だったの?

ところがちゃんとWikipediaにも書いてある。
佐田繁理 - Wikipedia

高校卒業後、台湾大学へ留学し、サッカー部に入部。かなりの腕前であったらしく、また関係者の勘違いから日本名を名乗っている中国移民と勘違いされたため、サッカー部在籍中に台湾の代表チームに招集された(1974年)。しかし、当然ながら日本人であるので実際に試合に出ることはなかった。


翌1975年、香港のサッカーチーム「東方」にスカウトされ、プロとして活躍した。これは実は奥寺康彦より早いプロ契約であり、日本人初のプロサッカー選手ということになる[3](日本サッカー協会も認めている)。ちなみに、当時はこの移籍に関し、新聞に小さな記事が出た程度であったという。

↑ [3]これは同時に海外のプロチームで活躍した日本人選手の第一号ということでもあり、そのことから雑誌Number(665号)にインタビュー記事が掲載されている。

げー、なんだかわかんないけどすげー。

もうひとつの驚愕。
これはねー、話題になっていたみたいだけと僕は知らなかった。

僕が中学三年生のときに発売されて、小遣いで買った思い出がある『夢の轍』 というアルバムの中に『償い』という曲がある。よく覚えている。

この曲がなんと裁判の中で裁判長に引用されたと。
リンク: 償い (さだまさし) - Wikipedia.

裁判での引用

2001年4月19日、東京・世田谷区の東急田園都市線において、2人の少年が銀行員の男性に対し車内で足が当ったと口論の末、三軒茶屋駅のホームで2人がかりで殴り、のちにくも膜下出血で死亡させるという事件が起きた。

傷害致死罪に問われた少年の判決公判が2002年2月19日、東京地裁で行われた際、2人は言葉では謝罪し、「自分という人間を根本から変えてゆきたい」などと述べたものの、事件自体は酔った被害者がからんできたことによる過剰防衛であると主張していた。

判決公判の閉廷直前、山室恵裁判長が被告人2人に対し、「さだまさしの『償い』という歌を聴いたことはありますか」と切り出し、「この歌のせめて歌詞だけでも読めば、なぜ君らの反省の弁が人の心を打たないか分かるでしょう」と異例の説諭を行い、反響を呼んだ。

さだまさしさんは新聞社の取材に対して、「法律で心を裁くには限界がある。今回、実刑判決で決着がついたのではなく、心の部分の反省を促したのではないでしょうか」とコメントしたうえで、「この歌の若者は命がけで謝罪したんです。人の命を奪ったことに対する誠実な謝罪こそ大切。裁判長はそのことを2人に訴えたかったのでは」と述べた。

びっくりしたのはこの先。

なんとこの曲が、2ちゃんねる職人によってAAアニメ化されてYouTubeにまで上げられているのである。

いやー、こんな重っ苦しい曲でもAAになるんですねー。たまげました。

さらに調べていくと、この曲の、特にエンディング近くでヘヴィなリードギターを弾いているPARACHUTE今剛の弟が、ただいま公開中の映画『パプリカ』の監督である今敏なんだって。『千年女優 』の人だね。

しかしまあ、Wikipediaで遊んでいるだけで夜が更けてしまったよ。初日の出が出る前に寝ますよ。お休みなさい。良い年になるといいですね。

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さだまさし 渡辺俊幸
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5 魂を震わせるどこまでも美しく悲しい、やさしい歌たち
5 色濃くもすみわたる原型
4 変なこだわりもなくなって

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コメント

ha_genz@san diego です。海外でもこの番組やってました。佐田繁理さんがプロサッカー選手であったことは随分前から知ってましたが、奥寺より早かったとは~ほんとびっくりですよね。さだファミリー恐るべしです。

投稿: ha_genz | 2007.01.02 05:15 午後

コメントありがとうございました。いやまさに恐るべしです。これはやはり家系ですかねえ。おじいさんおばあさんも大陸で大活躍された方ですよね、確か。

投稿: さいもん | 2007.01.04 09:33 午後

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