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2006.07.23

にふ亭でマジ泣き

『子別れ』(子は鎹)なんてテレビ・ラジオで何度聞いたか分からないのに、泣けた。
これが生の威力か。日本人なら生で落語を聞かないといけませんよ。

どんな噺か知らない人はこっちで確認しとくれ。

 落語の舞台を歩く 第106話落語「子別れ・下」

番頭と一緒に歩きながら、過去の自分の過ちを語る熊公。

ここ「歩きながら」が重要なんでございますな。
肩と膝、ほんのわずかな上下左右の仕草だけで「歩きながら」を表現する。
ちょっとした目線で、登場人物の心もちまで表現しちまう。ここをきっちり描いておかないとむかし別れた、ずっと逢いたかった息子に偶然出会うというときの、なんてんですかね、この、サプライズというやつがうまくまとまらない。

どうもすごいね、この、噺家さんてえのは。

今回泣かしてくれた三遊亭歌彦はあたくしも好きな三遊亭圓歌の弟子だそうですが、こんな大ネタを実に上手くこなしておりました。今後楽しみですな。

ええ、にふ亭で放送が始まったら、聞いてやっておくんなさいよ。

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