[映画] プロデューサーズ
リンク: ソニー・ピクチャーズ - プロデューサーズ.
ほら。こんなところでインターネットなんかやってる場合じゃないですよあなた。
『シカゴ』も楽しかったけどさ。もう遥かに超えてますねこりゃ。
やっぱエンターテインメントの王道は「過剰」だよな。無駄に歌がうまくて無駄に踊りが揃ってる。これですよこれ。
一日で打ち切りになるひどいミュージカルを作ろうとして、ひどい脚本を探すプロデューサーふたり。白羽の矢が立ったのは『春の日のヒットラー』というナチス賛美の作品。これこそ最悪と作者のところを訪ねると、まさにナチス信奉者のドイツ人。
こいつが鳩を飼ってるんですね。伝書鳩。ネタバレ避けるとこれ以上は詳しく書けないんですが、
鳩がナチスなの。鳩なのに。
とにかくこれでもかこれでもかと笑わせてくれる。許してくださいといいたくなるくらい畳み掛けるような楽しさ。すごいよ。笑いすぎて死ぬかと思った。
いろんな国のお国柄がネタにされているわけですが、つまりはメル・ブルックスがユダヤ人だということなんですよね。あの悲惨極まりないアウシュビッツは、ここまで洒落のめさないと勝てないのだと、映画が終わったあと、よじれた腹を撫で擦りながら、そんなことを考えました。
アジア人はほとんど出てきません。韓国人や南京の中国人が東条英機をおちょくりまくるコメディが作れるかというと、こりゃ無理ですねえ。香港映画でも無理だろうな。それを観て笑える度量も日本人にはない。
ま、そんな堅い話は別にして、僕の大好きな『ブルース・ブラザース』との共通点も多かったりとか、同じユダヤ人ウディ・アレンとの比較とか(ウディ が関東・メルが関西だな、たぶん)とにかくどっからでもどこまでも、頭の先から尻尾までぎっちりアンコの入った100%のエンターテインメントです。
つべこべ言わずにとっとと映画館行ってください。はい。
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