[カーリング]優秀なスポーツ選手には、自分に厳しい自分と、自分を冷静に見る自分がいるんだ。(女子カーリング)
ブログ界、というよりネット界では大変ご高名なアレキサンドル・スミルノフ教授による素晴らしいエントリ。
リンク: スミルノフ教授公式ウェッブサイト | カーリングまとめ.
ところが、先生はスイス戦前の小野寺さんの言葉にハッとしました。「胸を張って帰れるような終わりにしたい」、準決勝を諦めたような口ぶりです。でも当然ではないですか。優勝候補のスイスに勝ってしかもカナダが負けなきゃならんのです。冷静に考えれば無理な話です。
上のインタビューでは、格下に負けたことを責められると、格下に負けて追い込まれたからこそ強豪といい試合ができたと言っています。すなわち、自分たちの実力がどの辺なのか、客観的にはよく分かっているんですよね。弱いから格下に負けるんだし、いつも以上の力を出したから強豪と戦えたんですね。でも4年に1度のオリンピックです。出るとなれば、誰でも好成績を夢見るのは当然のことです。運良くその日自分以上の実力を出せたら、メダルに届くかもしれない。どなたもオリンピックに出るほどの選手なんですから、客観的に自分がどれだけのレベルの選手なのか、メダルを取れる確率はどれくらいなのか、そんなことは素人の私たちよりも本人が一番よく分かるはずなんですね。
1%でも可能性があれば、あなたは何て言います? メダル取ったる! やっぱりそう言いますよね。優秀なスポーツ選手には、自分に厳しい自分と、自分を冷静に見る自分がいるんだ。小野寺さんを見ていてそんなことを思いました。
ちなみに先生がここまでカーリングに思い入れしているのは
おい貴様ら常呂町って知らんだろ。先生の故郷にほど近い小さな町だ。それを知ってたら負けがこんでるからって批判なんかできないんだよ。常呂町の女の子が世界を相手に戦ってるんだぞ。それだけでも先生は感涙にむせびます。
先生本当によかったですね。
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