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2005.09.09

試みの地平線はいまだ続いていた

おいらが高校生の頃、ホットドックプレス(という男の子向けのファッション雑誌があったのだよ>若い衆)で『試みの地平線』というハードボイルドな人生相談のコーナーがあった。
回答者は北方謙三。

だいたいこんな感じだった。

「女の子と話ができなくて困っています」
「ソープに行け」


※参考
「カリスマに訊け! 個性派人生相談アラカルト-北方謙三に訊け!」 ニュースな本棚|Excite エキサイト : ブックス

もっと凄かったのは
「あんたの言うとおりソープに行ったら。エイズになってしまった。どうしてくれる」
「俺はソープに行けとは行ったがエイズになれとは言っていない。俺は君に出家することを勧める

これ、ほんとに載ってた。

んで、毎回のシメは「まだまだ物足りないぜ」。

んで先日、ちょっとまとめて仕事がしたくてまんが喫茶に篭ったとき、息抜きに一ヶ月前の週刊現代を読んでいたところ、なんとこの人生相談が復活していたのだ。雑誌が雑誌だけに、相談を寄せてくるのはほとんど中年。


「私は全く浮気をしたことがないのですが、最近チャットで仲のいい年下の女性ができてしまいました。深入りする気はありませんが、これは妻に対する裏切りでしょうか」
「ばれない形で浮気するのは夫婦円満の秘訣だ。もっと他の女と寝たほうがいい」

「妻が過剰に教育熱心すぎて困っている」
「お前が妻と寝ろ。過剰教育に走る原因はお前の妻の性的欲求不満だ。子どもに週三回塾に行かせるなら。お前も週三回妻を抱いてやるんだ

素晴らしい。
どちらも一応目指しているのは夫婦円満だしな。
相変わらずちっとも変わってません北方先生。わずか四ページですっかりおなか一杯でした。

渡辺淳一のへぼエロ小説や、それが好きだと言っただけの下着会社社長に目くじらを立てるご婦人方は、これを読んでどう思うのかなあ。北方先生ファンの企業経営者って多そうだけど。下着会社じゃなきゃいいのかな。

あ、僕は先生の作品、人生相談しか読んだことないんです。すみません。

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