映画『ビヨンド the シー』
観てきた。客が少なくてびっくりしたが。いい映画だぞお。
伝説の名シンガー、ボビー・ダーリンの伝記映画。
よく練られた脚本、効果的な細かいカット割で展開されるのはミュージシャンのサクセス・ストーリーなのだが、、その裏にいつも暗い影、死の影が忍び寄っているため、なかなか100%エンジョイする気になれない。
クライマックスは最後にやってくる。
優れた音楽映画(ミュージシャンが制作に関わるものとドキュメントは除く)では「奇跡が起きて音楽が生まれる瞬間」だ。意志の力だけではエンターテインメントではない。そこにアイディアが加わって初めてマジックが生まれる。この映画の「マジック」は、単純なものだがそれだけに力強く感動的なのだ。
ケヴィン・スペイシーがボビー・ダーリンの名曲を全て自ら歌いまくるのが圧巻。とにかく彼は10年間この企画を暖め続け、歌の練習もしてきたそうで、その情熱・気迫はスクリーンの隅々にまで満ち溢れている。
ジョン・グッドマンはじめ脇役も全てミスキャストなし。ケヴィンの熱意に応える好演。
それにしても、アマゾンで検索するとボビー・ダーリンのCDがたったの一枚、それもCCCDってのはどういうことなのよ。
※参考サイト
ボビー・ダーリン
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