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2005.01.26

「電車男」は誰なのか―“ネタ化”するコミュニケーション

「電車男」は誰なのか―“ネタ化”するコミュニケーション
鈴木 淳史
中央公論新社 (2005/01)
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誠に良書。買うべし。

要するに俺はこういうことが考えてみたくてブログに電車男のことを書いていたのだと気がつかされた。残念ながら教養も技量も足らなかった。いやあ、心地よい敗北感。このブログでは「神」の話だから「神話」だと言っていたのだが、そうか「聖書」だったのか。ちょっとずれてしまった。結論にある筆者の主張には、全面的に同意できる。

筆者がクラシック音楽の専門家であり、常にヨーロッパとアジアと言う関係について考えなければならなかったというところが、この「まったりと鋭い」分析につながっていると言うところがまたいい。

ネタ・レッテル・純愛・フラット…。ネタとして、いい。

『なんとなく、クリスタル』のスタイルを(それを明らかにしつつ)持ち込んでいるのも、いい。

お薦めですよ。

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コメント

前半の2ちゃんねる分析は的を射たものだと思いますが、新約聖書のパロディ部分から一転、全く納得できない内容でした。

貴殿のビール党大会の報告により電車男が釣りであったとほぼ確定したことから、私は激しい絶望感を抱いております。

実際にこういう内容の話が起こったと思ったから感動した。自らの性格・資質に原因があることはもちろんですが、加えて精神病まで加わって恋愛など絶対に許されない状況に陥った状況下での「同一化」という形での防衛機制のよりどころでした。

それが、フィクションであったということで、支えを一気になくしました。

氏の論調は、2ちゃんねるが別世界であるようでも現実世界との関連を切断することなど決してできないことを無視しており、ひいては犯罪予告の容認につながっております。また、今回の「電車男」の不当表示性を否定(担当編集者のインタビューでの事実発言や電車男のコメントとして文言が掲載されていることから不当表示と考える)する立場をとっており、反社会的悪書と言わざるを得ません。

とても恐ろしい本だとおもいました。

投稿: 名無しさん | 2005.02.06 09:35 午前

書き忘れました。
「聖書」において、現実にはさまざまな解釈が発生し、そこから教派分裂、とりわけプロテスタント教派の細分化・カルト化の現実と(端的な一例として、ブッシュを支持してやまないグループと、非常に危険視する立場の両極端にまで分かれていること。これもそれぞれの聖書解釈の激しい違い-教派色を背景にした恣意的翻訳含む-によるものです。尤もここ数十年エキュメニカル運動という状況もありますが)、

「電車男」に対する個々人の解釈の激しい違いは、

30年キリスト教に身をおいた後棄教した立場としては、確かにそっくりだとおもいました。

投稿: 名無しさん | 2005.02.06 10:05 午前

よくそこまで誤読できるものだと感心しますが、それも病ゆえなんでしょうか。
さすれば、ネットもキリスト教もばっさり断って、代わりに北杜夫の『どくとるマンボウ医局記』を読むなり古典落語を(出来れば生で)身体に染み込むまで目いっぱい聴くことをお奨めします。
あと、ちゃんと医師に言われたとおり療養してください。

もうここにこないほうがいいです。おだいじに。さようなら。

投稿: さいもん | 2005.02.06 03:08 午後

よくよく了解いたしました。
二度と見ません。以上。

投稿: The Depressionist | 2005.02.06 03:29 午後

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