佐野元春The Sunツアー@渋谷公会堂2004.10.16
というわけで、久しぶりに佐野元春のライブを観た。
妻と一緒。
何だか、おまんじゅうのようなライブだった。
10分間の休憩を挟む2部構成。
真っ白のスーツを着て登場した前半、は主に初期の曲を中心とした構成で新曲はなし。原曲より低いキーにアレンジしなおして、喉を詰めたような声で歌うところはあまり変わっていない。パフォーマンスは軽快だが、メロディの彩りが感じられない。やはり全盛期のあの勢いは戻ってこないのかと多少哀しくもなる。
ところが赤いスーツの後半は違う。ニューアルバムThe Sunからのナンバーを次々と熱唱。あの喉を詰めたような歌唱法がぐっと力強く、まさしくばっちりはまっているのである。アレンジはほとんどCD通りだけど、まさしくジャストに胸に飛び込んでくる。観客はまだ新曲に慣れていないような雰囲気だったが、佐橋コロとkyOnのツインギター炸裂『DIG』ではもう熱狂の渦。僕は久しぶりにずっとジャンプしながら踊りまくった。詳しく書かないけどラストの曲とステージの仕掛けも素晴らしいものだった。
で、アンコールはまた往年の名曲を披露。こちらはまた実に素晴らしいものだった。キーはオリジナルだったと思う。
というわけで「最新の(そして最高の)佐野元春」というアンコを「昔からのスタンダードな佐野元春」というガワが包んだような構成。
これはこれで悪くないんだけど、僕としてはアンコの素晴らしさレベルの高さを特筆したい。
※しかし渋谷公会堂って音悪いな。なんとかなんねえのかな。
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