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2004.10.24

『電車男』とギリシャ悲劇

新潮社校正担当 赤ペン男さんのコメント

同僚いわく、電車君が何か語った後に、彼らが「キター!」とはやし立てる構造は、『オイディプス王』などギリシャ悲劇の「コロス」(コーラス)と同じだそうです。主人公の心理状態をコーラスで説明するというわけです。電車君のうらやましい人生の展開も、彼ら匿名の「コロス」の存在がなければあり得なかったことでしょう。

うわー、そうかー。なるほどなあ。
ウディ・アレンの『誘惑のアフロディーテ』を思い出しちゃった。

誘惑のアフロディーテ(字幕)
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» 電車男について [チェルフィッチュブログ2]
僕もこれと同じことを思っていた。 [続きを読む]

受信: 2005.02.07 10:17 午前

» アテネのディオニソス劇場 [日刊ギリシャ 檸檬の森]
ディオニソス劇場・客席  ディオニソス劇場は紀元前6世紀のものです。左の写真はアクロポリスから撮影したものです。そして右はディオニソス劇場の中で撮影したものです。この劇場の前方にはディオニソス神殿が何か所かありましたが、土台だけです。  ここで古代ギリシャ悲劇喜劇が演じられたのです。現在はこの劇場は使われていませんが、当時は1万7千人ほどの観客が収容できました。   現在は隣接するへローディオス・アティコス音楽堂で、夏の間だけお芝居や音楽会が行なわれています。へローディオス・アティコス音楽堂は... [続きを読む]

受信: 2005.04.30 02:30 午前

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