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2004.08.13

無見識なマスコミの行く先は

週刊!木村剛: マスコミはなぜ重要事実を淡々と伝えないのか? ――UFJのケース

 そういう目でみると、UFJの動向に関して、マスコミが報道していない重要事実がいくつかあることに気付きます。例えば、7月28日にUFJが公表した「金融庁検査における対応等に関する業務改善計画について」において示された大胆なガバナンス改革がそれです。  ところが、これに関するマスコミ記事を眺めてみると、「組織的検査忌避認める」「役職員約100人処分」などという表層的な報道や、「UFJ苦境さらに」「UFJ、迷走続く」などという情緒的な評論ばかりで、業務改善計画自体を専門的に詳細に分析しているものがないのです。
最近あんまりちゃんと読んでなかったんだけど、やはり木村氏は自身の専門である金融分野からメディアの問題に切り込んだときが一番面白い。

 
 
トラックバックを見るとみんな新聞の話ばかりしているが、経済誌はどうだったんだろう。週刊誌には最初から期待しない(彼らには他のロールがあるのだ)けれど、日経ビジネスや週刊ダイヤモンドは、東洋経済は?日経ビジネスは大体目を通しているんだけど記憶がない。
金融専門誌はどうだったんだろう。金融ビジネスとか。

マスコミに見識があるかないかなんて話は止めておこう。木村氏の今回の指摘のように、記事の取捨選択や報道の内容でそのつど決めればいいではないか。
マスコミというシステムではふさぎきれない「穴」があって、2ちゃんねるやブログがこうしてそれを埋められる可能性を持っているということだ。

マスコミに見識がないと怒ることがいいモチベーションとなって、ブロガーがより質の高い情報を流し、高度な議論になればいい。
マスコミは所詮マスコミに過ぎない。使えるときも使えないともあるという重要事実を淡々と受け止めればいい。

そして無見識なマスコミは…そのうち合併するのかな。たぶん。


※参考
H-Yamaguchi.net: Blogの広まりとマスメディアのコモディティ化?

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