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2004.08.15

週刊誌4強、異変アリ 文春トップに、ポストが首位転落

週刊誌4強、異変アリ 文春トップに、ポストが首位転落 - asahi.com : 文化芸能

週刊誌全体の売上はもちろん落ちていて
もともとあまりヌードを載せていなかった文春・新潮は踏みとどまっている。

ポストからヌードが消えたのは7月から施行された東京都青少年健全育成条例がきっかけになっている。これは小学館が認めている。篠山紀信のアカルイハダカがアカルイなんとかになって、絵作りは似たようなものだが乳首が出なくなった。

小学館のポスト編集局の竹内明彦執行役員チーフプロデューサーは「袋とじやグラビアページは費用がかかる。頭が痛かった」と振り返る。

「権力の介入を招くような口実を与えてはいけないという判断もあった」と明かす。


どうみても前者が本音だろうなあ。後者に対して本気で戦っているとはとても思えないもんなあ。

一方で週刊現代は

 一方、現代の出樋一親(だすぜ・かずちか)編集長は「ヘアヌードは必要があれば載せる。節度をもってやる」と話す。ヘアヌードは今も載せているが、かつての過激さは影を潜めている。

と。今までは必要ないのに過激なヘアヌードを載せていたのか。建前上7月から方針変更したわけではない、ということになっているらしい。
どうもこの辺が歯切れ悪い。7月頭の号からヌードがすーっと減って、今は少し戻してきているが以前ほどの量ではない。

別にヌードなんか止めちゃえばいいと思うのだが、
・青少年育成という目的とそのための規制の基準はどこにあるのか。ヌードグラビアは止めてもエロ漫画は掲載されている不思議。
・公権力の曖昧な規制に対してなぜ正面から批判しないのか。俺だったら局部に石原慎太郎の似顔絵シールを貼った条例準拠自粛ヌードを載せる。
・個人情報保護法のときにはあんなに盛り上がったのに。あいまいな基準により公権力が恣意的に介入をちらつかせているという意味では同じ話ではないか。
・他社の様子を見ながらちょろちょろ微調整…恥ずかしくないかそれ。

というわけで週刊誌というメディアは緩慢に自殺しつつあるのかもしれない。

ところで週刊朝日とアエラはどうなの>朝日新聞社

リンク切れしたときのために全文引用させてもらうよ。
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週刊誌4強、異変アリ 文春トップに、ポストが首位転落
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 総合週刊誌の路線と部数に異変が起きている。上位4誌の一つ週刊ポスト(小学館)がヘアヌードをやめ、誌面刷新を試みた背景には部数の減少があった。今年上半期の推定平均実売部数では2位に落ち、11年守った年間1位に黄信号がともっている。代わっての1位は、ヘアヌードに手を出さずにきた週刊文春(文芸春秋)。ポストは雑誌ジャーナリズムの原点へ回帰し、活路を見いだしたい考えだ。しかし、総合週刊誌全体の部数は落ち込みが続く。各誌の関係者は誌面づくりに頭を悩ませている。

 複数の出版関係者によると、今年1~6月の推定平均実売部数は、約58万7000部の文春が首位を奪った。ポストは約55万6000部の2位。3位は約55万1000部の週刊新潮(新潮社)で、週刊現代(講談社)は約53万1000部の4位だった。部数減に歯止めがかからなかったポスト、現代と、部数を増やした文春、新潮とで明暗が分かれた。

 文春の鈴木洋嗣編集長、新潮の早川清編集長が好調の理由についてともに挙げるのは、大きな事件や出来事が相次いだことだ。長崎県佐世保市で小学生が死亡した事件、拉致被害者家族の帰国……。取材力とひねりのきいた独自の切り口をもつ両誌にとっては追い風になったようだ。

 文春は3月の出版差し止め問題で自ら当事者になり、キャンペーンを展開、注目を集めた。また、新潮も4月にイラク人質事件の特集を組んだ号で完売を記録した。

 だが、4誌の平均実売部数の合計を10年前と比べると約50万部も減っている。全体的な落ち込みが続く中での文春、新潮の健闘にすぎない。

 文春の鈴木編集長は「読者をつかむことが難しくなってきている」と話す。象徴的なのが、5月に同誌が福田官房長官(当時)の年金未加入期間を暴いたスクープだ。福田氏を辞任に追い込んだが、予想したほど売れなかった。「発売前に新聞、テレビで騒がれると、事態が先に進み、記事が過去のものに見えてしまう」と鈴木編集長。週刊誌に共通する悩ましい現実だ。

 一方、ポスト、現代は読者の関心が高い年金問題などのキャンペーンに力を入れたが、部数減をくい止められなかった。

 「スクープを増やす。給与、健康、教育などサラリーマンの身近な話題にも取り組む」。ポストの福田博章編集長は、こう力を込める。

 同誌からヘアヌードが消えて約2カ月。女性の胸をあからさまに写した写真も姿を消した。毎号のようにヘアヌードや袋とじ企画を載せ、現代と張り合っていた1年前とは大きく変わった。

 当時の競争の内実は消耗戦。小学館のポスト編集局の竹内明彦執行役員チーフプロデューサーは「袋とじやグラビアページは費用がかかる。頭が痛かった」と振り返る。

 見直し論議は今年春から始まったという。

 ヘアヌードは90年代前半に登場。ポストや現代の部数を一時は大きく押し上げた。半面、品を欠く誌面への抵抗感から広告を出すのに二の足を踏む企業もあり、社内からは「やめた方がいい」という声が出ていた。販売収入は増えても、広告収入が伸びないからだ。

 読者からは「恥ずかしくて家に持って帰れない」という批判も。そこに、大きな部数効果も期待できない、という最近の傾向が重なった。

 7月から東京都青少年健全育成条例の改定で不健全図書の規制が強化されたこともきっかけのひとつという。ポストが規制対象になると見る人はほとんどいないが、竹内さんは「権力の介入を招くような口実を与えてはいけないという判断もあった」と明かす。

 また、ある小学館関係者は体質の改善にたとえた。「ヘアヌード目当ての読者ばかりだと、記事や連載など中身も変質してしまう。雑誌ジャーナリズムを評価してくれる読者をつかむことで、記事が充実し、広告収入も増える、という良い循環をつくりたい」

 一方、現代の出樋一親(だすぜ・かずちか)編集長は「ヘアヌードは必要があれば載せる。節度をもってやる」と話す。ヘアヌードは今も載せているが、かつての過激さは影を潜めている。

(08/15 12:32)

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コメント

文春!呼んだ事ないっす(自爆)
アエラはいかにもキャリアOLっぽいお姉さんがたまに手に取ってますよね。ってプレジデント読んでるわたしはどうなんだろう(自爆)

文春おもしろいっすか?

投稿: ぶん | 2004.08.16 02:28 午前

>局部に石原慎太郎の似顔絵シール

想像して、爆笑しそうになりました(笑

投稿: ウエダ | 2004.08.16 07:32 午前

ぶんさん。
週刊文春は年に一回くらい読みます。たまにしぶとい取材ものが面白いことがあります。銀行や病院の待合室においてあると便利かなと。それは新潮も朝日も毎日もヨミウリも一緒ですが。

なんだかんだ毎週読んでいるのは日経ビジネスです。エコノミストの敢闘言(日垣隆)も毎回面白いと思う。

ウエダさん
似顔絵がやばいのであれば「○に慎のマーク」でもいいんじゃないかとおもうんですけどね。なんか言われたら謹慎の慎ですと言えばいい。
更に「日本文学の風景」というグラビア特集を組んで、ちんぽで障子を破る写真を掲載して、局部に「○慎マーク」を貼り付ければさらにOK。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3578/2003/shoujiyaburi.htm
少しは戦えよなあと思う次第です。

投稿: さいもん | 2004.08.17 06:37 午後

ほとんど読まないのですが、とりあえず中吊り広告で何でもやたらにカッコをつけるような雑誌は読もうと思いません。
表現力のなさをわざわざ売りにしなくても… という気持ちになってしまうからです。CM重視派の戯言ですが。

投稿: ひざがわり | 2004.08.18 01:26 午前

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