日常/非日常Blog

　
　
関帝廟通りから市場通りへ曲がり、梅蘭（市場通り店）へ。しょっちゅうテレビに出ている有名なオリジナルメニューの焼きそばを頂く。

エビマヨ炒めとともに青島ビールに合う。

民放各局(ほんとに各局)の情報ワイドショーのリポーターやキャイーンや「まいう」ー石塚などのサインが飾ってあり、ちょっといやな予感がしたのだが、ふつうにうまかった。ぐるなびのクーポン持参して杏仁豆腐つけてもらう。これもなかなか。

しかし今回の目的は、実は中華ではない。善隣門から西門に向かう途中にあるこの店だ。
Windjammer(関心空間 )(ぐるなび)

僕の中では、このバーこそが横浜の代表的イメージとしてずーっと残っていたのだが、なかなか行く機会がなかった。前に来たのはなんと15年前。

いやあ、ちっとも変わっていない。ちょうどいいほの暗さに木の床、奥にバンドの入るブース。
すでに満腹でハンバーガーやピザが注文できないのは残念だが、ここの一番の売りはカクテルだ。

まずはギブソンをオーダー。
うわ。うまい。すっげーうまい。

ちょっと前にHUBで水っぽいカイ・ピリーニャ飲んじゃったせいか(あそこはギネスかウイスキーなどを頼むのが正解で、カクテルはチェーン居酒屋と同等)むちゃくちゃうまく感じる。

二杯目、これがもう絶品。
ジャック・ター(1) (2)

実は名前に惹かれて(フリッパーズ・ギターが好きだからって言って分かる人はいるかい?)、レシピを聞いたら、なんか強そうなのでオーダーしたら当たりだった。
この店のオリジナルにして今やスタンダードになっているレシピだということは後で知った。うめえよ。なんだよこれ。

三杯目、これまた絶品。この日のスペシャルメニュー(500円!)。アクアビットベースのオリジナルで、悔しいことに名前は忘れちまった。しかし、ひたすらうまかった。

この店のもうひとつの売りはジャズの生演奏。
ふだん素面でCD聴いても面白くないピアノトリオのスタンダードナンバーもこういう店で生演奏、それも酒飲みながらだと楽しいんだよねえ。Aトレインとかね。ベースがかなり気の利いたアドリブをかましてて、大変よござんした。

それほどの飲み手でない僕がこんなことを言ってもお笑いなだけなのだが、生涯最もうまい酒を飲んだ夜だった。終電を気にしないで横浜で飲めるって素晴らしい。

この近所には他にもノルゲ・ケーブルカーなど行ったことない名店がいろいろあるのよ。次に来ることができるのはいつだろう。

※参考　中華街の歩き方