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2004.03.17

実名/匿名とBlogの可能性

週刊!木村剛: blogの未来は参加者が創る[ゴーログ]

fareasterさんもすでに書かれているように、ネットコミュニティにおいて荒らしが跋扈するのは匿名たがらとは言い切れない。実名で書けば荒れないというのは幻想に過ぎず、パソコン通信時代のASAHIネットの会議室(実名主義だった)でも荒れるときは荒れていた。

また、匿名での書き込みが可能な2ちゃんねるが、多くの問題を孕みながらも、ある種の価値を生み出したことは否定できない。実名で議論に参加して論破されると、時に再起不能なくらいに落ち込んだりするものだが、お互い匿名だとそこまで行く前にさらっと撤退できる。叩かれるのはたいていコテハン(ハンドルを固定している人)だ。

それも、根拠が薄すぎる馬鹿な叩きは逆に叩かれるし、明らかな荒らしはスルーされる。「こんな掲示板に来ている時点で俺たち駄目だよな」というある種の恥ずかしさが共有できている限りは、2ちゃんねるは、ある種の自浄作用が働き、あれはあれでうまく行っているのである。もちろん全てうまく行くわけではなく、明らかな業務妨害や人権蹂躙も見られるが、削除人システムもあることだし。
ただ最近メジャーになりすぎて「ある種の恥ずかしさ」が薄れて「嘘を嘘と見抜けない」直球の馬鹿が幅を利かすことがあるのが、ちょっと不安だが。

荒らしをなくす方法はひとつしかない。会員制にして、不規則発言に対して管理者(ニフティのフォーラムではシスオペ)が発言削除・会員資格停止・退会などの処置をとることだ。さらに有料制にするなど参加のためのハードルを高くするのも効果的だろう。この場合実名・ハンドル・匿名どれでも運営可能である(管理者だけが実名を知っている)。ただし管理者の仕事は大変だし、やり方を間違えるとつまんなくなる。

考えなければならないのはパソコン通信の会議室・Webサイトの掲示板・メーリングリスト・Blogと行ったオンラインコミュニケーションツールが、それぞれ参加者・発言者のどんなモチベーションを引き出してきたのか、ということだ。

これからBlogがどんどん大衆化したときに何が起きるのか、トラックバックという議論形式はどのように進化していくのか、これはまだ見えていない。これから独自の文化が創られていくのだろう。
その中でもひとつ言えるのは「自分のスペース」というBlogの特性だ。
Blogはたいていの場合個人オーナーの自分のサイトであり、ここに意図的にレベルの低い論を書き込むことは自分の家や庭を汚すことになる。この点において2ちゃんねるのような公共的な場や、MLやよそのサイトの掲示板とは決定的に違う。
もちろん自分の家や庭が汚れてたって別に構わないよという馬鹿はいるだろう。また汚れ役を買って出て無茶な喧嘩を仕掛けていく自爆テロのような人もいるかもしれない。
しかしそれにしても、他のツールとBlogは「それぞれがオーナーである」という意味において、他のネットコミュニティと違うのだ。

それぞれのツールにそれぞれの機能があり、それぞれ違う形のモチベーションを引き出し、違う文化を創っていくのだと思う。匿名・ハンドル・実名それぞれ使い分けていけばいいじゃないですか。

そもそも小鳥さんも僕も実名じゃないですよ>木村さん。

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