旧友訪問
名古屋近郊に住んでいたはずの友人が、いつの間にか関東に引っ越してきていて、年賀状で知らせてきたので、早速訪問してみることにした。
関東と言ってもうちからは電車を乗り継いで2時間ぐらいのところだ。まあ名古屋よりはだいぶ近い。新幹線高いしね。
彼と僕は新卒入社の同期で、名古屋採用の彼は、入社してから3ヶ月間、会社が用意した都内のワンルームマンションで暮らしていた。われわれ新入社員は週末になると飲み歩き、彼の狭い部屋に雑魚寝し、翌日遅く目を覚ましては、ギターとキーボードでブルースを演奏した。即興の歌詞は会社と仕事に対する愚痴一週間分で構成されていた。1990年の話。
2,3年に一度、お互いの出張のときに会っていたのだが、奥さんとは10年ぶりぐらいだった。ちっとも変わっていなかった。彼らの結婚記念パーティで僕がへったくそな弾き語りをしたのがつい昨日のことのように思い出される。本当に10年も経ったのかなあ?
確か5月だったよなあ。あの日はフィジーが来日していて、国立でジャパンとテストマッチやったんだよな。ジャパンに永友がいたな…あ永友はいまじゃサントリーの監督か。なるほど。9年と8ヶ月経っている。
…なんだその思い出し方は。
彼の娘さんは小学生と幼稚園生。ふたりとも元気いっぱい。
お父さんをダメキャラ扱いしながらじゃれ付いたりしている。
娘たちに愛されているのが、しっかりものの奥さんと二人でちゃんと娘さんたちを育てているのが良く分かる。
仕事・子育・音楽と、彼と二人で話をしていると、娘さんがちょろちょろと邪魔しにやってくる。でも、ちっとも不愉快にならない。和んでしまう。うちも娘が小さい頃はこんなだったなあと。この夫婦と一緒にいると、不思議と僕はリラックスできるのだが、娘さんがいてもそれはちっとも変わらなかった。
あの頃、新人研修期間が終わったあと名古屋に戻った彼は、いきなり出社拒否になり、僕は僕でその二年後に社長に喧嘩を売る檄文を社内にばら撒いた。いろんな意味で、実に危なっかしい青年だったわれわれに、いまじゃ二人とも娘が二人もいる。
歳取ったのだから何の不思議もないのだけど、すごく不思議な気がする。なんというか、仕事も変わって結婚もして、おれたち結構頑張ってきたではないか。うん。
決して友人が多いほうではない僕だが、ときどきこうして、しばらく会っていなかった昔の仲間と会う。
そして、仲間としかできない話があったことを思い出して、その続きをするというわけだ。
※伝言…幸せそうで何よりですが、くれぐれも交通事故にだけは気をつけてください>Kご夫妻
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