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2004.01.01

2003年末のアーバンリゾート(4)

早くに寝てしまったので、目覚めるのも早かった。

部屋の窓から見た日の出。asayake.JPG
昨晩はこの方向にお台場の観覧車が見えていた。


朝食はホテルのスカイラウンジでブッフェ。シェフがその場で焼いてくれるオムレツが絶品であった。
20Fからの眺望を楽しみつつゆっくり楽しむ。レインボーブリッジも見えれば、浮世絵のような富士山も、名前のよく分からないいろんな山々も見渡せる。
東京からこんなにいろんな山々が見えるんだなあ。忘れていた。

この日は恵比寿の東京写真美術館にファミコン展を観に行くつもりだったのだが、滞在が実に快適だったので、チェックアウトを15時にしてもらい(これも無料)、しばらく部屋でまったりしたあと、また泳ぎに出かける。フィットネスクラブは昨日にも増して人影薄く、プールは全くの夫婦貸しきり状態であった。
天井と窓からは燦燦と照りつける陽光、そしてきらめく水面。全部われわれ夫婦で独占。ううむ、何たる贅沢、快適。妻にバタフライの泳ぎ方を教わる。難しいねこりゃ。混んでるプールじゃとても練習できない。

またサウナに入り風呂に浸かり、部屋に戻って荷造りを済ませたあと、昨日タダメシにありついたエグゼクティブ・ラウンジに行き、ゆっくりと新聞を読みながら、今度はコーヒーとクロワッサン、ペストリーブレッドなどを頂く。やはりセルフサービスで、タダである。朝食はしっかり取ったので昼食はこれで充分である。
あらら、一泊朝食付のはずが三食すんでしまった。

チェックアウトも他の客とは別なので、サイン一つするにも忙しなくて快適だったりする。

こうして、われわれのささやかなアーバンリゾートはおしまい。
反省としては、せっかく映画のビデオを持ち込んでビデオデッキも借りたのに、全く使わなかったことくらいかな。

遠くに旅行してあちこち見て回るのも良いけど、リラックスするだけだったらこんな過ごし方も良いかもと思う。とにかく急かされないし、静かだし、不愉快な目に合うポイントがほとんどない。
反面、前にも書いたけど、こういうホスピタリティに価値を感じること自体が「歳食っちゃったなおいらも」と思わないでもない。でもまあそれはそれでいいじゃないの。

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